「後藤、新曲できたで。切なあてええ曲やで」
そう言ってつんくさんが私にくれた新曲。
デモテープもらって、頭に浮かんだのはあなたのことだった。
つんくさん見てたの?ってくらいに思えて、笑っちゃった。
あなた…よっすぃ〜のこと、歌ってるみたいだなって。
一人、部屋で考える。
よっすぃ〜とペアで買った指輪を転がして。
『明日ライブ見に行くね』
よっすぃ〜にメールを送る。
そこで気持ちにケリつけようって。
『ホント?見に来てくれんの?待ってるよ〜』
ご丁寧に語尾にハートまで付けて。
そんな気全然ないくせにね。
翌日、ライブ前に楽屋を訪ねる。
みんなと挨拶を交わす。
よっすぃ〜と目があった。
「よぉ」
手をあげるよっすぃ〜。
あ…。
よっすぃ〜の右手に光る私とおソロのリング。
今更なんのつもりだろう…。
私の視線が気になったのか、
よっすぃ〜が指輪を触る。
「お守りだよ」
「お守り?」
「うん。真希ちゃんが一緒にいるみたいですんげえパワー出るんだ」
またそういうことを言って惑わすんだ、この人は。
でも、ステージの上のよっすぃ〜は、すごく輝いていて、視線が釘づけになってしまう。
「ねえねえ、どうだった?」
終演後の楽屋で聞かれた。
「すっごいよかったよ」
「まじ?」
「うん。かっこよかったしかわいかった」
私がそう言ったらめっちゃ嬉しそうな顔をしてる。
はぁ…この笑顔に弱いんだ、私。
でも…決心したから…。
私は極力よっすぃ〜と絡むことを避けた。
仕事で一緒になっても視線あわせないようにして。
辛いけど…。
でもこれ以上傷つきたくないし。
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