この日は店に舞斗と誠って新人が入ったんだけど、
めちゃくちゃ丁寧に教育する余裕があって、二人共すっかりあたしになついてくれた。
売上強化週間もあと三日で、今日も快調にトップ。
今日は舞斗と誠を連れて、キャバクラ嬢たちとアフターだ。
同年代だから盛り上がる。
飲んで、吐いて、また飲んで。
こればっかりだよ。
進歩ないね、オレ。
三時くらいにお嬢さんたちと別れて、舞斗の家で三人で飲み直す。


「二人はどうしてこの世界に入ったのさ」
「高校まではノーマルだったんですけど」

舞斗が話し始めた。

「この年になって真剣に惚れた相手が女の子でした。
女の子に惚れたら気持ちまで男になっちゃって…男を愛せなくなりました」

よくあるパターンだ。

「自分の場合は」

誠が話す。

「中学の時から付き合ってる彼女がいて、
ずっと一緒にいようねって言ってるんですけど、
やっぱ苦労させたくないじゃないですか。
だから稼げる時に稼ごうと思って」

みんないろいろあるんだな。
この世界にいると、人生の縮図を見てるみたいだ。

「オレね、ひとむさんに憧れてこの世界入ったんですよ」

誠が言う。

「え?そうなの?」
「はい。こういう業界があること知って、
こういうのなら自分を偽らないで生きていけると思って…。
いろいろ店回ったんですけど、一番かっこよくて、輝いてたのがひとむさんでした」

なんかこそばゆいな。

「褒めても何にもでないよ?」
「やだなあ。本当ですってばぁ」

わたわたしちゃって、かわいいねえ。
何か店の仲間と、こうやって腹の底から笑い合ったの、初めてな気がする。

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