「真希ちゃん」
「はい?」
「コーヒーでも飲んでいきませんか?」

ほら、お世話になったからって言い訳しつつ。

「じゃあお言葉に甘えて」

あたしの仕事を知らない真希ちゃんは同性だからって安心して誘いを受けてくれた。
後ろめたいな…。

あたしはお詫びの意味も込めて、サイフォンで本格的なコーヒーをいれる。

「すごーい」

カウンターキッチンの向こう側で、コーヒーが落ちるのを真希ちゃんはじっと見てる。
いいなあ、こういうの。
ソファで並んでコーヒー飲んで。
借りてきたばかりのDVDかけてたら、なんか肩に重みが…。
覗き込んだら、真希ちゃん寝ちゃってた。
そういや夜勤明けって言ってたっけ。
あたしなんかに付き合わせて悪いことしたな…。
自分の方に抱き寄せて、寝やすいポジションにしてやる。
…めっちゃかわいい…。
寝顔を見てるだけで、自然に顔が綻んでくるよ。
ずっと髪を撫でてた。
何時間くらいそうしてたんだろう。
真希ちゃんが目を覚ました。

「あ、ごめんなさい」
「ううん、いいよ。すごい気持ちよさそうに寝てたし」
「何かすごく気持ちよく眠れたんです」
「そうなの?」
「いつも夜勤明けは気が立って寝れないんですけど、今日はぐっすり」
「あたし、カモミールなみ?」
「ほんとだ。カモミールかも」

二人して笑い合って、他愛もない話をして。

「そろそろ帰りますね」
「うん」

本当は帰ってほしくなかったけど。

「あのさ、真希ちゃん」
「なんですか?」
「来週お願いします…」
「はい。お待ちしてます」

ああ…ヘタレだ、あたし。
でも、真希ちゃんに会って、話して、明らかに心が晴々してる。

[★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?! Click Here! 自宅で仕事がしたい人必見! Click Here!]
[ CGIレンタルサービス | 100MBの無料HPスペース | 検索エンジン登録代行サービス ]
[ 初心者でも安心なレンタルサーバー。50MBで250円から。CGI・SSI・PHPが使えます。 ]


FC2 キャッシング 出会い 無料アクセス解析