だけどそんな気分は店に行って吹っ飛んだんだ。


「ひとむ」

紗耶斗さんに呼ばれた。

「なんすか」
「おまえさ、真希のこと知ってるのか」
「へ?」

なんで真希ちゃんのこと知ってんの?
「真希はさ、俺の元カノだ」

…まじ?
女の子との恋愛はしたことがなかったんじゃなかったの?
あたしはいてもたってもいられなくて、『会いたい』ってメールを送った。
そしたら真希ちゃんはあたしの仕事が終わる時間に店の近くで待っててくれて…。

「どうしたの?」
「紗耶斗さんに聞いた」
「…」
「付き合ってたの?」
「ごめんなさい…」
「なんで言ってくれなかったの?」
「私、今でもだけど普通の恋愛してきた。最初で最後、好きになった同性が紗耶香だった」

最初で最後って言葉が痛い。

「でも突然フラれたの」
「フラれた?」
「別れよう。理由は言えないって。
そしたら三か月ほどして水商売でナンバーワンになったって聞いたの」
「それって…」
「邪魔だったんでしょ?私が
」 「そんな…」
「紗耶香に何か言われたの?」
「ううん。ただ『真希は元カノだ』ってだけ」
「何牽制してるんだろうね。私のこと捨てたくせに」

初めて見る真希ちゃんの寂しげな表情だった。
本気で惚れてたんだなって感じさせるには十分だった。


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