「行ってみたいって…店に?」
「うん。だめですか?」

あたしはあたしのあんまり賢くない頭をフル回転させる。
ホストって商売、バレたくない。
でもどうせいつかはバレる。
バレるんなら、傷が淺い時の方がいいに決まってる。

「わかった。いいよ」
「楽しみ」
「でも、きっとあたしの姿見たら引くよ?」
「どうして?」
「来たらわかるよ」

その日はあたしの傷心記念日になるんだから。
病室用意してくれてた方がいいかもよ?




そして、その日は思ったより早く訪れた。
来る日に電話してって真希ちゃんに言っておいたら、
早速に電話が来て、あたしは真希ちゃんと待ち合わせて同伴出勤することにした。
あたしの服は派手な黄色のスーツ。
一目見たらホストってわかる服だ。
ほらね、真希ちゃん、引いてるよ…。

「いつもそんな恰好なんですか?」
「そうだよ、これが仕事着。さあ、行こうか」

あたしは真希ちゃんの前に手を出す。

「え?」
「オレらの世界では同伴って言うのさ、こういうの」
「…オレ?」
「ごめんね、この恰好であたしって言えない」
「あの…」
「さ、早く行こ?店に行けばわかるさ」

あたしは真希ちゃんの手を掴み、先を急ぐ。
もう、嫌われる覚悟はできたから…。

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