「言えるわけないじゃないですか」
「なんで?友達から始めればいいじゃない。
じゃないともう会えないかもしれないよ?」

それはいやだった。

「友達からか…」
「私がそうだったから。
梨華に一目惚れして、店通い詰めて、友達から始めて、今はラブラブよ?」
「わかりました。ありがとうございます。
友達になってもらいます」


そして、退院当日、退院の書類を持って来てくれた真希ちゃんを、屋上に誘った。

「話ってなんですか?」
「あのさ、友達になりたいんだ」
「誰と?」
「真希ちゃんと」
「へ?私?」
「このまま会えなくなるのは…なんかいやなんだ」
「いいよ」
「まじ?」
「まあ私たちの場合は、最初出会ったのは病院じゃないし。
たまたま再会したのがここなんだもんね?」
「あたしのこと…いやじゃない?」
「いやだったら最初に服貸さないでしょ?」

そしてあたしたちは携帯番号とメアドを交換したんだ。


仕事の方も二日休んじゃったけど、それまでの貯金で辛くも逃げ切った。

「よっさん、おめでとう。店長賞や」
「ありがとうございます」

強化週間トップには店長直々から金一封が渡される。

「どや?体調は」
「なんとか」
「この仕事も身体が資本やから気ぃつけや?」
「はい。気をつけます」
「よっさんは一人暮しか?」
「そうです」
「恋人は?」
「いませんよ」
「恋人でもおったらなあ、体調管理してもらえるのに」

中澤さんにそんなことを言われて、あたしの頭の中に浮かんだのは誰でもない。
真希ちゃんだった。
なってくれるわけなんてないのにね…。

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